ピアノ調律
主にコンサートホールや音楽大学、録音スタジオなど、プロの音楽家の方々に技術の提供をしていますが、一般の音楽愛好家のご家庭にも調律にお伺いしています。
Tipp
ピアノの内部には木材、羊毛、皮革など天然の材料から作られたとても繊細な部品が多く使われています。それらは温度、湿度の変化に敏感で、すぐに影響を受けてしまいます。
また、ピアノの弦には1本あたり80Kg、1台でおよそ20tもの強い力が加わっていますので、
たとえ弾いていなくとも少しずつ音がずれていきます。
その音の狂いを直したり精密な部品のずれを点検するために、調律という作業が必要です。
ピアノ使用頻度や設置環境によって違いはありますが、いつも良い音、良いタッチで演奏を楽しむには少なくとも年2回の定期的な調律をお勧めいたします。
オーバーホール、修復
たとえ定期的に調律や整調をしていても長年の演奏で疲労や磨耗してくる部品は交換が必要になってきます。虫害やネズミによる被害、水害などのアクシデントもあります。その場で処理できない場合はアクションや鍵盤を取り外し工房に持ち帰り修理します。
過乾燥による木材の割れ(特に響板)、急激な湿度変化による金属部分(弦など)の錆びがひどい場合、全交換が必要になります。ピアノごと工房に持ち込み、解体修理をします。また、外装の傷直しや全塗装の仕事もお受けいたします。